■世話人挨拶


来る2015年10月24日(土)、25日(日)に名古屋クラウンホテルにおきまして第31回心電情報処理ワークショップ(JSCE)を開催いたします。

 

本研究会は各種心電図、心電計、心電図送信、心臓微小電位、その他の生体情報や波形の標準化など、心臓電気信号の収集と解析、また心電情報を病態探索、診断、治療に生かすために新たな技術を探索することを目的としております。

我々の研究グループは数万例のホルター心電図を解析することにより、生命現象を経時的、動的に捉える視点に立った心電図研究開発手法の実現に取り組み心臓電生理と不整脈分野の進歩に大きく貢献し発展してまいりました。また、遠隔モニタリングの技術を用いて心臓植込み型デバイス患者の電池残量、電極リード抵抗、不整脈、また心拍変動や呼吸数などの生体情報をより効率よく解析し、デバイスの不具合や病態を早期に発見する研究も進めております。

今回も医学研究機関のみならず工学系研究機関や心電機器開発メーカーなど様々な分野から広く演題を募集し、産学連携で多面的な角度から積極的な議論を行い、心電情報の解析診断技術を不整脈分野の新たな非侵襲的検査や治療にどのように生かしていくかについても積極的に話し合う予定です。本会の開催により心臓病患者のQOLの向上を含めた国民福祉に貢献できるものと確信しております。

多数の先生方のご参加をお待ち申し上げております。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

                          第31回心電情報処理ワークショップ(JSCE)

                                                                                         世話人             名古屋市立大学大学院医学研究科 早野順一郎

                             藤田保健衛生大学循環器内科   渡邉英一